吉岡心平のマーク

タキ3000形13338

私有貨車

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タキ2800形
タキ3500形

 番号
[ロット表]

タキ13319
タキ13349

 ページ
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特別編302
特別編304

積荷
●構造

入口


 今回のリクエストは、日通が所有していたタキ3000形である。

 調査の結果、該当車両はタキ13334〜38の僅か5両しかなかった。いずれも同一ロットで、昭和34年4月汽車東京で製作されたものである。なお、これに続く13339〜43は欠番だが、その謎については講を改めて解説したい。

 外観・構造は写真の通り、タキ3000形では標準的である。詳細寸法は不明だが、タンク容積が41mであることから、設計比重0.73、タンク直径2,050mm・長さ12,600mmのグループに

属すると推察される。しかし本車のチャームポイントは、何と言ってもタンク体に直書きされた「丸通」のマークだろう。
 台枠は通常の平型で、長さは13,300〜13,500mmだったようだ。

 落成時の所有者は日本通運KK・常備駅は吉浦で、佐世保地区の米軍関係の燃料輸送に使用されたようである。昭和43年6月には5両揃って浜安善に異動し、翌44年11月には同駅常備のまま日本石油輸送KKに移籍した。写真のタキ13338はその後、昭和61年8月に名古屋南港に異動し、昭和62年5月に廃車となっている。


タキ3000形13338の写真

【写真1303】 タキ3000形13338 P:吉岡心平所蔵


【特別編303】021111作成、040301R4、050330R4A、071030R4A2、090223R4BY、120729R4C。