吉岡心平のマーク

タキ6450形6450

私有貨車

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タキ6400形
タキ6500形

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ロット表


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特別編147
特別編149

積荷
構造

入口


 今回のリクエストは「タキ9900形のキット応用形式を取り上げて下さい」と言ったものだ。タキ9900形をプロトタイプとする99系タンク車は、魚腹型のF5sタイプ異径胴+フレームレス構造が特徴で、タンク体の腐食は即車体強度の低下に繋がるため、化成品タンク車に応用された例は少ない。

 タキ6450形は35トン積ベンゾール専用車で、昭和42年に2両が新製、昭和44年に1両がタキ9800形石油類専用車から改造された。ベンゾールの35トン車は既にタキ950形があったが、構造が大きく異なるため別形式とされたようである。

 タキ6451は昭和42年6月日車支店で6450と共に製作された。このロットは99系最後の新製車

かつ唯一の昭和42年製として記憶される。

 外観・構造は、タキ9800形石油類専用車に酷似し、主要寸法は長手方向が200〜300mm程短かいが、外観からは判別出来ない。安全弁が2個になった点はベンゾール専用車の特徴だ。台車は落成時はTR41Cだったが、昭和51年からの第二次台車改造でTR41DSに改造された。結局これが、最も判り易いタキ9800形との識別ポイントとなっている。

 所有者は石油荷役KK・常備駅は塩釜埠頭であったが便宜置籍のようで、実際には新興のアジア石油から郡山等へのベンゾール輸送に使用されていた。昭和61年11月に廃車となった。


【特別編148】020113作成、020326リンク追加、021104リンク変更、021204リンク追加、040123R4、050503
R4A、060928ロット表R2追加、070801ロット表R3+R4A2、090422写真1148の1を追加+表題をタキ6450に変更。


タキ6450形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
6450,6451 S4202 日車支店     石油荷役KK
6452 S4406 日車支店 タキ9800 39849 石油荷役KK

【写真1148の1】 タキ6450形6450 昭和49年5月13日 新興駅にて P:吉岡心平

台車はまだTR41Cである。

タキ6450形6451の写真

【写真1148の2】 タキ6450形6451 昭和55年2月23日 郡山駅にて P:吉岡心平

第二次台車改造工事後の姿で、台車はTR4DSとなった。