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タキ3500形3530

私有貨車

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タキ3000形
タキ3600形

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解説

タキ3527
タキ3535

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第94週
第96週

●積荷
●構造

入口


 今回は模型ファンの「形式替え」用に最適な、タキ3500形を紹介する。

 タキ3500形は30トン積アルコール専用車で、昭和29〜39年に179両が製作された。変形車としてはタキ1500形の改造車(タキ3536,37)や、内外輸送以外の所有(タキ3535)があるが、ここで取り上げるのは、タキ3000形のそっくりさんである。

 タキ3530は昭和34年7月川崎製で、3530〜34からなる5両ロット中の1両である。このロットと一つ前のロット(昭和34年7月汽車東京製・タキ

3525〜29)の合計10両は、タキ3000形の仕様で製作された車両を、そのままタキ3500形として車籍編入したものである。日陸からのリースが理由のようで、実容積は41.0m3、タンク長さ12,600mm・台枠長さ13,300mmと、通常のタキ3500形よりタンク体は450〜850mm、台枠は500mm長くなっていた。

 落成時の所有者は内外輸送KK・常備駅は高鍋であった。昭和58年8月に日本陸運産業KKにリースバックされ、神栖駅の常備となった。結局その後は使用されることもなく、昭和59年8月に廃車となった。


●関連形式 タキ3000形13349 昭和34年汽車東京製で、同一寸法のタキ3000形の例。


【第95週】020623作成、020709リンク追加、021011リンク追加、040509R4、050413R4A、070706リンク変更+R4A2、080827R4BY。

タキ3500形3530の写真

【写真95】 タキ3500形3530 昭和49年9月29日 伏木駅にて P:吉岡心平