|
タキ2800形2813 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ2800形は、数あるカセイソーダ液専用車の中でも「保温あり・内面処理なし」の30トン車に属する。 タキ2813はタキ1400形1410として昭和26年3月汽車東京で製作されたものを、昭和29年6月日車本店で改造した車両である。新製時はタキ1408〜10の3両ロットで、僚車の1409は同時に2812となった。余談だが、唯一残ったタキ1408は、昭和33年にタキ6700形6750に改造されている。 改造の骨子は、従来のタンク体の周囲に保温用のキセを追加したものである。設計比重は1.33と低く、このためタンク容積は22.5m3と大きい。 |
タンク体は種車の普通鋼製タンクをそのまま流用し、外周には保温用の断熱材を追加した。このためタンク中心が高くなり、タンク受台は背高のものを新製して取り替えた。 所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は名゛電築港であった。駅名は昭和41年1月に昭和町となったが、同年7月には子会社の鶴見曹達KKに移籍し、鶴見川口駅常備となった。昭和58年2月には貨物駅統合で浅野駅常備となり、昭和61年11月に廃車となった。 |
|
●関連形式 タキ6700形6750 種車が同一ロットのタキ1408を、昭和33年汽車東京で改造。 【第211週】040912作成R4、050412R4A、070630R4A2、090220R4BY。 |
【写真211】 タキ2800形2813 昭和51年10月31日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第37巻に「P02165」として収録されています。