タキ４０００形２４０６０

　タキ２４０６０は昭和３９年７月富士重工製で、２４０４９〜２４０６０の１２両ロットの一員であった。

　富士重工製のタキ４０００形にはドームの大きさが２種類あることは既に解説したが、本車は小さいほうのグループに属する。不思議なのは同一メーカーで同じ所有者向に３ケ月後に製作された２４０７０〜２４０７７は、大型ドームで製作されたこ

とだ。専用種別も無関係のようなので、仕向け先で構造を変えたのだろうか？

　落成時の所有者は東酸商事ＫＫ・常備駅は羽後牛島から昭和４２年９月に小坂に移動した。昭和５５年１月には社名がカクタス化成ＫＫと変わった。常備駅は平成２年１０月に神岡鉱山前に移り、平成８年４月に廃車となった。

●同一所有者　タキ４０００形２４０３０　東酸商事ＫＫの前ロット、Ｓ３９０２富士重製。
　　　　　　　　　タキ４０００形２４０７５　同社の次ロット、Ｓ３９１０富士重製。