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ホキ3100形3104 |
私有貨車 |
形式 |
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■入口 |
セメントホッパ車と言えば、標準化が進んだ積荷の一つだが、数が多いだけあって、奇妙なクルマもちらほら見られた。 ホキ3100形は、35トン積セメント専用ホッパ車で、昭和38年の改番まではホキ4100二代形を名乗っていた形式である。セメントホッパ車の系譜上は、ホキ1初代(後の3500)形30トン車とホキ5700形40トン車の中間に位置していた。 ホキ3104は昭和37年2月東洋工機でホキ4100二代形4104として製作された。ホキ4103〜07からなる5両ロットの一員であった。 |
このロットの変わった点は、同一メーカーが一年前製作したホキ3100〜3102と、外観が一変した点にある。セメントホッパ車の場合、40トン車でも台枠長さは10m以内に納まるように設計されているが、このロットは10,800mmと異様に長いのも奇妙な点である。なお後継のロットでは、ホキ3157〜66などが類似寸法であった。 所有者と常備駅はホキ4100二代形時代から日立セメントKK・日立駅常備で、ホキ3100形に改番後も同一であった。主として水江町にあったストックポイントへの輸送などに使用されていたが、平成8年5月に廃車となった。 |
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【第189週】040411作成R4、050505R4A、051106リンク追加、070703R4A2、090614R4BY。 |
【写真189】 ホキ3100形3104 昭和50年2月20日 国鉄郡山工場にて P:吉岡心平