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タキ11800形11800 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
今週から、吉岡写真CD−ROM第19巻に収載した形式を取り上げる。 タキ11800形は、35トン積潤滑油添加剤専用車で、昭和43〜48年に5両が製作された。メーカーは新潟一社で、同社が昭和42年に試作した15トン車であるタム9100形を、量産に際してボギー車としたものであった。 タキ11800はそのトップナンバーで、11801と共に昭和43年7月新潟で製作された。外観・構造はキセ付石油類タンク車に類似するが、これは積荷が軽油に溶解されているためである。 |
昭和54年2月に川崎で新製タンク体に乗せ変えるとともに、断熱材をグラスウールに変更した。 所有者はカロナイト化学KKで、常備駅は末広町であった。ヤード系輸送の廃止で次第に運用範囲が狭められ、平成元年5月には日本石油輸送KKに移籍し、名古屋南港駅常備となったが、南港駅のコンテナ基地化に伴い、平成9年3月に郡山駅常備となった。タキ11802以降の3両は青化ソーダ専用車に改造されたが、11800と01は未改造のまま、平成9年6月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タム9100形9100 昭和42年新潟製で、同一専用種別の15トン車。 タキ8650形8651 昭和42年日車製で、同一専用種別の30トン車。 ●関連形式 タキ20000形20028 昭和43年川崎製、一時期潤滑油添加剤の臨専だった。 |
■主要諸元 製造年 昭和43年7月 製造所 新潟 設計比重 1.0 タンク容積 35.0m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 11,120mm 保温設備 厚さ100mmウレタン 付帯設備 外部加熱管 ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 11,600mm BC間距離 8,300mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 11800,11801 | S4307 | 新潟 | カロナイト化学KK |
2 | 11802 | S4701 | 新潟 | カロナイト化学KK |
3 | 11803,11804 | S4804 | 新潟 | カロナイト化学KK |
【写真98】 タキ11800形11800 昭和51年2月17日 塩浜操駅にて P:吉岡心平