吉岡心平のマーク

タキ11750形11750

私有貨車

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タキ11700形
タキ11800形

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第169週
第171週

●積荷
●構造

入口


 「クラフトパルプ廃液」と聞いても、とんと使い道が判らない。第一作が25トン車で、続いて35トン車が作られたが各々一両づつ・・・と言うシチュエーションは、グリオキザールとそっくりだ。

 タキ11750は昭和43年7月新潟で製作された。一形式一両で、一年前に同じメーカー/ユーザーが製作したタキ8750形25トン車の拡大増備版である。
 設計比重は1.02・タンク容積は34.3mであった。タンク体は普通鋼製で、内面処理や加熱管、熱絶縁などの特殊装備とは無関係である。タンク寸法は直径2,050mm・長さ10,780mmと、全体のバランスはタキ2100形石油類専用車

に極めて近い。タンク受台は帯金方式で、同方式としては最後期の採用であった。
 荷役方式は通常の下出し方式だが、積込用にS字となった液入管を装備していた。恐らくタンクローリーからの積込を考慮していたようだ。
 台枠は平形で、長さは10,800mmとタンク体から僅か20mm長いだけである。ブレーキは両側+積空、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は藤本産業KK・常備駅は鵜殿であった。昭和55年3月に播磨化成工業KK所有・須津駅常備に変わった。その後、専用種別は液体サイズ剤に変わった。平成2年3月に廃車となった。


●同一専用種別 タ3700形3700  11トン積の2軸車。S3401汽車でタム900形978を改造。

           タキ8750形8750 25トン積の先輩形式でS4207新潟製。
           タム8300形8301 液体サイズ剤としての先輩形式、昭和37年富士重製。


タキ11750形11750の写真

【写真170】 タキ11750形11750 昭和51年3月5日 吹田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第31巻に「P01849」として収録されています。


【第170週】031130作成R4、040227R4、050428R4A、050531リンク追加、070801R4A2、090504R4BY、131122R4C。