|
タキ20000形20028 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ20022 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
橋本さんのリクエストは、カロナイト化学が所有していたタキ20000形である。 タキ20000形はC重油輸送用の石油類専用車で、タキ10000形タンク車に保温用のキセを追加した車両である。もともとタンク体の太かったタキ10000形の周囲にキセを巻いたから、タンク体は物凄く太くなったように見え、いかにも大陸のタンク車のようだ。 タキ20028は、昭和43年10月川崎で製作された。タキ20000形の最終ロットで、27〜32の |
5両が誕生した。外観・構造は同形式として標準なものとなっている。 落成時の所有者はモービル石油KK・常備駅は浮島町であった。昭和53年6月、タキ20028は29、30と共にカロナイトKK所有・水江町常備に異動した。移籍の理由は、潤滑油添加剤輸送のピンチヒッターとして使用するためだったようだ。その後タキ8650形の増備などで、タキ20028は昭和57年6月に本来の持ち主であった川重商事KKに戻った。常備駅は清水となり、豊年製油が借り上げて使用していた。写真2はこの頃の姿である。その後神栖駅常備となり、最後は亜硫酸パルプ廃液の輸送に使用されていたが、平成元年4月に廃車となった。変化に富んだ生涯であった。 |
|
●関連形式 タキ11800形11800 昭和43年新潟製、プロパーな潤滑油添加剤専用車。 【特別編171】020225作成、020915リンク追加、020627リンク変更、040122R4、050331R4A、060704リンク |
【写真1171の1】 タキ20000形20028 昭和53年11月 塩浜操駅にて P:吉岡心平
【写真1171の2】 タキ20000形20028 昭和63年1月5日 神栖駅にて P:吉岡心平