11・17系タンク車のガイド

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■11系タンク車

  99系タンク車のキセ付バージョンで、枕梁間に台枠側枠を追加した。この分の重量増をカバーするためタンク体に高張力鋼を用いて軽量化している。

●タキ11000形 35トン積石油類専用

  昭和39〜43年に日車本店・同支店・三菱で133両が製作された。

  ★ロット表

11005(第322週)

昭和39年日車本店製で日本石油KK向。

最初期ロットの例。

11022(第304週)

昭和40年三菱製で大協石油KK向。

三菱製の例。

11066(特別編383)

昭和42年日車支店製で日本石油KK向。

前期グループ。

11111(特別編379)
昭和43年日車支店製で日本石油輸送KK向。
後期グループ。

●タキ6150形 30トン積パラフィン専用

  11系を化成品に応用した例で、昭和42年日車支店で4両製作。
  
ロット表

6150(特別編394)
第一ロットで、タキ11000形の前期形と後期形の折衷的設計である。

           


■17系タンク車

  11系の後継車で、すべてキセ付。日車の独自設計で、キセ付35系と拮抗した。11系からの改良点はタンク体形状を、F3形異径胴とした点にある。

●タキ17000形 35トン積石油類

  タキ11000形の後継車で、昭和44〜46年に日車支店・川崎・日車で52両製作。主としてC重油輸送に賞用される。
  ★ロット表

17000(特別編369)

昭和44年日車支店製で日本石油KK向。

17040(第213週)
昭和44年川崎製でモービル石油KK向。

 

●タキ16500形 35トン積プロピレンオキサイド専用

  全部で28両あるが、このうち昭和50年日車製の16509〜11の3両が17系の設計を採用した。
  ★ロット表

16510(特別編585)
昭和50年日車製で日本石油輸送KK向。
増備車は38系に移行した。

●タキ17800形 35トン積パラフィン専用

  タキ6150形の後継形式で、昭和44年日車支店で2両製作。

 

17800(特別編572)
日本石油KK向でタキ6150形の増備車。
同形式と共通運用されていた。

 

●タキ24100形 35トン積軽質ナフサ専用

  都市ガス原料となるナフサガソリンの輸送用車で、昭和49年日車支店で16両製作。

24108(特別編210)
日本石油KK向で、当初は本輪西〜苗穂間で使用。


041103作成、050316タキ17800,タキ24108、050501写真追加、060625タキ11022、061029タキ11005追加。