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タキ17800形17800 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タンク車の歴史の謎の一つに、キセ付35系と17系の競合関係がある。その一例がタキ17800形であった。 タキ17800形は30トン積パラフィン専用車として昭和44年10月日車支店で2両1ロットが製作された。タキ6150形の増備だが、既にタキ17000形が開発されていたため、同形式のマイナーチェンジ版となった。この際、キセ付35系とする選択は無かったのだろうか。 外観はタキ17000形石油類専用車に酷似するが、設計比重が0.75と軽いため、ほぼ同サイズながら荷重は5トン少ない。 タンク体は17系特有のF3タイプ異径胴で、材質は耐食性高張力鋼、内面には亜鉛系防食塗料が塗装されていた。寸法は両端直径1,950mm・ |
中央直径2,500mm・長さ10,340mmで、長さはタキ17000形より200mm短い。周囲には保温のため厚さ100mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセが、内部には大容量の加熱管が各々設置されていた。受台は押え金方式で、断熱のため一部にFRPを使用していた。 落成時の所有者は日本石油KK・常備駅は新興であった。タキ6150形と共通で、富田や四日市港へのパラフィン輸送に充当されていた。その後、平成10年4月に日本石油輸送KKに移籍し郡山駅常備となったが、平成11年11月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タキ6150形6150 先輩形式で、タキ11000形の前期形と後期形の折衷的設計である。 ●関連形式 タキ17000形17000 昭和44年日車支店製で日本石油KK向。 【特別編572】050316作成R4、050410R4A、070713R4A2、090106R4BY。 |
【写真1572】 タキ17800形17800 日時不明 知多駅にて P:吉岡心平