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タキ6150形6150 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
四日市港を訪れるファンを楽しませてくれた貨車のひとつに、パラフィン専用のタンク車があった。 タキ6150形は、わが国初のパラフィン専用車として、2ロット4両が昭和42年日車支店で製作された。荷重は30トンだが、パラフィンの設計比重が0.75と小さいため、車体はタキ11000形と全く同一寸法である。 タキ11000形の解説では、11系は製造時期により前後2タイプに分けられると述べたが、タキ6150〜52は丁度その中間で製作されたため、前期形と後期形の特徴を併せ持っている。 |
具体的に言えば、タンク材質に高張力鋼を用いた前期形のタンク体に、枕梁と端梁間の側梁をアングル材使用として簡素化した後期形台枠の組合せたものだが、台枠側面のジャッキ受位置は前期形と同じとなっていた。 所有者は日本石油KK・常備駅は根岸で、入江駅から関西本線の富田や四日市港などへ運用されていた。平成10年7月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タキ17800形17800 タキ6150形の増備車で、同形式と共通運用されていた。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 6150〜6152 | S4202 | 日車支店 | 日本石油KK |
2 | 6153 | S4210 | 日車支店 | 日本石油KK |
【写真1394】 タキ6150形6150 平成4年11月8日 入江駅にて P:吉岡心平