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タキ11000形11111 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ11098 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回は、釧路のヌシだった「ぞろ目」タンク車を取り上げる。 タキ11000形は35トン積石油類専用車で、昭和39〜43年に133両が製作された。発電や工業炉の燃料となる「C重油」の輸送用で、加熱管と重装備の保温材を有する点が特徴である。本形式はもともと99系時代に開発され、11系として一家を成したが、99系が35系に移行した後も製作が継続された。このため昭和42年製作の後期グループ(タキ11068以降)は、諸所に35系の構造を取り入れた折衷タイプとなり、今回紹介する車両もその一員である。 タキ11111は、昭和43年9月日車支店がシェル向に製作した11105〜19からなる15両ロットのメンバーであった。 |
タンク体の形状はF5sタイプ異径胴、寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm、そして長さ10,250mmと、従来車と全く同一だが、材質はHT材から35系と同じ耐侯性高張力鋼(SPA)に変わった。厚さ100mmのグラスウール断熱材とタンク内部の加熱管は従来通りだが、酷寒地での使用に備えて保温が強化されている。センタアンカ部は、設計の見直しにより小型化された。 所有者はシェル石油KK・常備駅は雄別埠頭であった。駅名は昭和45年4月に北埠頭となった。昭和53年11月に日本石油輸送KK・西港駅常備となり、車歴上は「今なお現役」である。 |
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【特別編379】030508作成、030522リンク追加、040527R4、041103リンク追加、050425R4A、060625リンク |
【写真1379】 タキ11000形11111 平成2年7月29日 西港駅にて P:吉岡心平