タキ10100形10110 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ10110は昭和48年11月川崎で10109〜10111の3両ロットとして製作された。 二硫化炭素メーカーで唯一35トン車を所有していなかった東洋化成が初めて製作したロットである。なお作ったものの相性はやはり悪かったようで、その後の同社増備は再びタキ5100形に戻り、このロットはその後他社に売却された。 タンク体は一年前に製作された昭和工業向の前 |
ロットに酷似するが、時節柄台車にレジンシュー装備のTR41Eを採用したため留置ブレーキは手となった。ただ保安対策が本格化する直前に落成したため、ドーム廻りの配管や各部の手摺などは従来のままである。 落成時の所有者は東洋化成工業KK・常備駅は飾磨港であった。昭和58年9月に安治川口に移動、昭和62年12月に同駅常備のまま四国化成工業KKに移籍し平成18年12月に廃車された。 |
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■主要諸元 製造年 昭和48年11月 製造所 川崎 設計比重 1.22 タンク容積 28.7m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 9,950mm 熱絶縁 厚さ50mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 10,900mm BC間距離 7,600mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR41E−12形 |
【写真2546】 タキ10100形10110 昭和62年4月19日 越中島駅にて P:吉岡心平