吉岡心平のマーク

東武鉄道タキ101形105

私有貨車

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特別編1544
特別編1546

積荷
●構造

入口


 東武鉄道タキ105は昭和38年日車支店で101〜110の10両ロットとして製作された。

 日車が製作した所謂「カマボコ型タンク車」の一員で、東武東上線で運用するため東武車籍となった。製造時期は国鉄籍のタキ9600形とタキ9050形の中間で、外観と構造も両者を折衷したものである。具体的にはタンク体の構造や中心高さ、そして積込口や隣接車渡り板、台枠魚腹部の

形状などはタキ9600形に酷似するが、車体長さ8,800mmはタキ9050形と同一であった。荷役装置はエアスライドで送気口はやけに低い位置にあり2つあるハンドルから前後二室形となっているようだ。

 所有者は日本セメントKK・常備駅は西大家であった。東上線の下板橋にある同社包装所までセメントを輸送していたが昭和59年に廃車となった。


●類似形式  タキ9600形9600 カマボコ型タンク車の第一弾。


東武鉄道タキ101形105の写真

【写真2545】 東武鉄道タキ101形105 昭和53年1月14日 下板橋駅にて P:渡辺一策

【渡辺さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1545】130930作成R4C。