タキ8000形8021 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ8021は昭和41年9月三菱で孤立ロットとして製作された。 所有者の三菱江戸川化学ではホルマリン輸送用としてタム3050形15トン車を多数製作したが、これを30トン積ボギー車に拡大したのが本ロットである。同社所有のタムは熱絶縁のついたステンレス鋼製タンク体で下出し式荷役装置を装備し、同形式中でも変り種だったが、本ロットはこれ |
を忠実に受け継いでいる。 落成時の所有者は三菱江戸川化学KK・常備駅は金町であった。昭和43年9月に南四日市に移動し、昭和46年12月に社名は合併で三菱瓦斯化学となった。昭和51年9月に水島港に移動し、昭和59年3月には倉敷貨物ターミナルとなった。晩年はキシレンなど芳香族薬品を輸送していたようである。平成11年1月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和41年9月 製造所 三菱 設計比重 1.08 タンク容積 27.7m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板8・鏡板10mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 9,630mm 熱絶縁 厚さ50mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 10,500mm BC間距離 7,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真2362】 タキ8000形8021 昭和58年3月21日 水島港駅にて P:吉岡心平