吉岡心平のマーク

タ3050形3076

私有貨車

 形式
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タ3000二代形
タ3100形

 番号
[ロット表]

タ3063
タ3090

 ページ
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特別編1172
特別編1174

積荷
●構造

入口


 タ3076は昭和31年5月にタ2900形2910からに専用種別変更された車両である。

 例によって戦中製タム100二代形の転用改造車で、種車はタム1135として昭和18年5月日立で製作された。所有者は東洋高圧で1128〜1137の10両ロットだったが、終戦による用途喪失で昭和21〜26年にかけて全てメタノール専用車であるタ2900形に改造転用され、それぞれ2903〜2912となった。
 ところが同形式は荷重8トンと不経済なため、昭

和29年からタム3700形が新製増備されると、昭和30〜31年にかけて10両全てがタ3050形ホルマリンとタ3300形ユーロイド専用車に再転用された。なお両者の番号対照は、転用時期が数次に亘るためいささか複雑である。

 専用種別変更時の所有者は東洋高圧工業KK・常備駅は下関であった。社名は合併により昭和43年10月三井東圧化学KKに変わった。写真はその後に撮影されたものだが、見ての通り未変更である。昭和49年1月に廃車となった。


硝酸専用車のガイド


タ3050形3076の写真

【写真2173】 タ3050形3076 昭和44年6月19日 大船駅にて P:堀井純一

黒塗りのタ3050形は珍しい。本来はこちらが正当なのだが(笑)。

【堀井さんの貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1173】100513作成R4B。