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タキ9900形49906 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ49906は昭和40年12月富士車両で、49904〜49912の9両ロットとして製作された。 所有者は丸善で、帝車製の49900,49901、近車製の49902,49903と関西のメーカー各社で競作された。いずれのメーカーでもタキ9900形の製作実績は少数で、希少な存在と言って良いだろう。 外観は扁平なドームから三菱製に似るが、平板 |
を用いた吐出管支えなど、一風変わった細部を持つ。また写真からは判り難いが、タンク受台側面にある丸穴は薄板の溶接により塞がれている。 落成時の所有者は丸善海運KK・常備駅は塩釜港から、僅か三週間後に塩釜魚市場に移った。翌41年10月には社名は丸善石油KKに戻り、昭和42年11月に常備駅は塩釜埠頭となった。昭和61年5月には日本石油輸送KKに移籍し、浜五井駅常備となったが、平成7年5月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和40年12月 製造所 富士車両 設計比重 0.73 タンク容積 48.0m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(F5s)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm タンク両端直径 2,050mm タンク中央直径 2,500mm タンク長さ 11,800mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 フレームレス 長さ 12,520mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形空気 台車 TR41C形 |
【写真2126】 タキ9900形49906 昭和52年7月31日 境港駅にて P:吉岡心平