吉岡心平のマーク

タサ5700形35731

私有貨車

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タサ5600形
タサ5800形

 番号
解説

タサ35704
タサ35747

 ページ
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特別編1112
特別編1114

積荷
●構造

入口


 タサ35731は昭和40年9月に富士車両で35730〜35732の3両ロットとして製作された。

 丸善所有の本形式はこのロットが唯一で、富士車両製の本形式も全部で5ロット10両であったため、いずれにしても希少な存在であった。
 外観的にはバンド締付形の7分割キセと段なしのタンク受台など日立製と良く似ているが、タンク

踏板廻りの造作はやや異なっていた。いっぽう基本構造と寸法は標準化が進んだ本形式でもあり、他社製との変化に乏しい。

 所有者は丸善海運KK・常備駅は浜五井であった。社名は昭和41年10月に丸善石油KKとなった。写真は塩釜埠頭を基地として運用されていた際の姿である。昭和57年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和40年9月
製造所   富士車両
ガス定数  2.35
タンク容積 47.3m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形
タンク材質 高張力鋼板(HT)
タンク板厚 胴板12・鏡板16mm
タンク直径 1,960mm
タンク長さ 16,080mm
熱絶縁   厚さ78mmフォームスチレン
●荷役方式
荷役方式 マンホール弁式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      17,000mm
BC間距離  13,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305形
台車      TR41D形

タサ5700形35731の写真

【写真2113】 タサ5700形35778 昭和44年3月7日 塩釜埠頭駅にて P:吉岡心平


【特別編1113】091225作成R4B。