吉岡心平のマーク

タキ10000形10058

私有貨車

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索引

タキ9900形
タキ10100形

 番号
解説

タキ10049
タキ10061

 ページ
索引

特別編1098
特別編1100

●積荷
構造

入口


 タキ10058は昭和40年11月汽車東京製で、10057〜10059の3両ロットの一員であった。

 昭石の昭和40年度増備車は7両あり、例によって複数のメーカーに分散発注したため、東急製の10056、富士車両製の10060、川崎製の10061,10062と競作された。
 外観・構造はタンク長さが前作より僅かに短い点を除けば、本形式では標準的であった。むしろ目立つのは社紋板の位置だが、これは前所有者

の昭石の社紋板ボルトがステッカの邪魔になったためである。なおこの対策として、一回り小さい社紋を使う場合もあったことを付記しておこう。

 落成時の所有者は昭和石油KK・常備駅は羽後平沢で、駅名は昭和43年4月に仁賀保となった。昭和44年2月に八戸に移った。昭和48年12月には日本石油輸送KKに移籍し、郡山駅常備となった。写真は塩釜埠頭を基地に使用されていた頃のものである。平成9年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和40年11月
製造所   汽車東京
設計比重 0.85
タンク容積 41.2m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板8・鏡板12mm
タンク直径 2,200mm
タンク長さ 11,206mm
付帯設備 蒸気加熱管
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   10系標準
台枠長さ   12,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ10000形10058の写真

【写真2099】 タキ10000形10058 昭和58年5月3日 塩釜埠頭駅にて P:吉岡心平


【特別編1099】091121作成R4B、131202R4C。