吉岡心平のマーク

タム3900形3910

私有貨車

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タム3850形
タム4000形

 番号
[ロット表]

タム3906
タム3918

 ページ
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特別編1097
特別編1099

積荷
●構造

入口


 タム3910は昭和30年1月汽車東京で、タム900形924から改造された。種車は昭和22年10月呉羽化学錦工場製であった。

 呉羽ではタム900形を900〜903,922〜935の18両所有していた。900〜903は戦争中にタム200形を改造したものだが、残る14両は昭和22〜23年にかけて同社錦工場で戦災貨車の台枠を流用し、新製したタンク体を搭載して内製したものであった。これら18両は923,928の2両を除き、昭和29〜31年に保温キセを追加しタム

3900形の3907〜3917,3921〜3925に改造された。
 改造は数次にわけて日車支店(7両)と汽車東京(9両)の二社で施行され、また番号も五月雨式に選択されたため旧番号と新番号の対象は順不同である。さらに種車の違いによる形態差もあり、趣味的には興味深いグループの一つであった。

 所有者は呉羽化学工業KK・常備駅は勿来であった。写真のように2段リンク改造を受けて活躍していたが、昭和54年12月に廃車となった。


●関連形式 タム3900形3922 同じく呉羽の所有車だが、種車と改造工場が共に異なる例。


タム3900形3910の写真

【写真2098】 タム3900形3910 昭和47年8月 徳山駅にて P:吉岡心平


【特別編1098】091119作成R4B。