吉岡心平のマーク

タキ5200形5209

私有貨車

 形式
索引

タキ5150形
タキ5300形

 番号
解説

タキ5206
タキ5215

 ページ
索引

特別編1067
特別編1069

積荷
●構造

入口


 タキ5209は昭和32年6月富士車両で、5208〜5210の3両ロットとして製作された。

 本形式の東洋高圧所有車では昭和31年日立製の5204,5205に続く2ロット目で、本形式の富士車両製では初めて・・・と言うよりこの3両が唯一のロットである。
 外観と構造は、異径胴が普及する前の直円筒ドーム付タンク体時代としては標準的な形態だが、唯一細い空気管をS字管として装備した点が目を

引く。恐らく積荷のメタノールが吸湿を嫌うため、液出し時に乾燥空気ないし窒素を補給するため設置したものだろう。

 落成時の所有者は東洋高圧工業KK・常備駅は大船であった。昭和33年3月に茂原に移動し、昭和43年10月には合併で社名は三井東圧化学KKとなった。昭和58年12月には茂原駅の高架化に伴う貨物駅分離に伴い新設された新茂原駅の常備となったが、平成元年3月に廃車された。


タキ5200形5209の写真

【写真2068】 タキ5200形5296 昭和60年9月7日 新茂原駅にて P:吉岡心平


【特別編1068】090901作成R4B。