吉岡心平のマーク

タキ17900形17900

私有貨車

 形式
索引

タキ17800形
タキ18000形

 番号
ロット表


タキ17904

 ページ
索引

特別編1027
特別編1029

積荷
●構造

入口


 タキ17900は昭和44年12月日立で製作された。一ロット一両であった。

 昭和電工のアルミナ輸送車には、荷役方式で真空吸引による上出しとエアスライドによる下出しの2種類に分類される。前者にはタキ6400形、後者にはホキ3000形があり、どちらも昭和44年に最終ロットが製作されていたが、本形式はその後継として開発されたものと思われる。

 外観・構造は日立製のセメント専用車であるタキ19000形から派生したもので、比重が0.7と小

さいためタンク容積は50.0mと、粉体専用車としては大型の車体である。
 タンク体に普通鋼と耐候性高張力鋼を併用したり、タンク外周に補強環がある点などはタキ19000形を忠実に模倣したもものだ。
 荷役方式はエアスライド式で、積込口は5個だが、両端への積込みに無理があったようで、次ロット以降は積込口が6個に増やされている。

 所有者は昭和電工KK・常備駅は新興であった。アルミナの貨車輸送終息で平成12年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和44年12月
製造所   日立
設計比重  0.7
タンク容積 50.0m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(FK3)形
タンク材質 普通鋼+耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板4.5mm・鏡板4.5mm
タンク両端直径 2,200mm
タンク長さ 11,450mm

●荷役方式
荷役方式 エアスライド式
●下廻り
台枠形式   中梁省略形
台枠長さ   12,000mm
BC間距離  8,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C形

タキ17900形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
17900 S4412 日立 昭和電工KK
17901,17902 S4503 日立 昭和電工KK
17903,17904 S4507 日立 昭和電工KK
17905,17906 S4509 日立 昭和電工KK
17907,17908 S5003 日車 昭和電工KK
17909〜17912 S5007 日車 昭和電工KK

タキ17900形17900の写真

【写真2028】 タキ17900形17900 昭和55年4月26日 新興駅にて P:吉岡心平


【特別編1028】090602作成R4B、140111R4C。