吉岡心平のマーク

タキ11500形11520

私有貨車

 形式
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タキ11450形
タキ11600形

 番号
解説

タキ11517
タキ11538

 ページ
索引

特別編1028
特別編1030

積荷
●構造

入口


 タキ11520は昭和44年4月富士車両製で、11519〜11537の19両ロットに属していた。

 宇部興産では小単位の鉄道輸送用として、スクリューコンベアにより駅頭荷役が可能なタキ3800形35トン車を製作してきたが、昭和44年1月の増備を最後として、4月以降は40トン積が可能な本形式の増備に切り替えた。

 外観・構造は日立製の本形式と類似点が多い

が、両者の関係は不明である。
 圧送式荷役のため、タンク体は低圧ながら耐圧を要求されるため、積込口と通気口の締金は厳重に締め付けられる構造とされ、タンク中央にはなにやら不思議なメカ(安全弁?)が装備されている。

 所有者は宇部興産KK・常備駅は昭和町であった。昭和46年11月に宇部港に移動し、昭和60年12月に廃車となった。


●関連形式 タキ3800形3800 宇部興産の先輩形式で、スクリューコンベア式の35トン車。


■主要諸元
製造年   昭和44年4月
製造所   富士車両
設計比重  1.1
タンク容積  36.4m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(F3s)形
タンク材質 高張力鋼
タンク板厚 胴板4.5mm・鏡板4.5mm
タンク両端直径 2,050mm
タンク長さ  9,420mm

●荷役方式
荷役方式  エアスライド+圧送式
●下廻り
台枠形式    中梁省略形
台枠長さ    10,300mm
BC間距離   7,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C

タキ11500形11520の写真

【写真2029】 タキ11500形11520 昭和61年3月9日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編1029】090603作成R4B。