吉岡心平のマーク

タキ18600形18630

私有貨車

 形式
索引

タキ18500形
タキ18700形

 番号
解説

タキ18622
タキ18636

 ページ
索引

特別編1010
特別編1012

積荷
●構造

入口


 タキ18630は昭和50年1月川崎で、18634までの5両ロットとて製作された。  当時は保安意識が高まりを見せた時期で、本ロットは本形式で初の保安対策車となった。このため手ブレーキを初採用し、台枠とBC間距離は在来車より100mmづつ延長され、それぞれ16,900と13,600mmとなった。なおタンク体や荷役装置は元から標準設計のため、全く変更されていない。  また台車は両側時代と同じTR211B形としたが、同台車には積空でテコ比の移動が大きい欠点があり、このロットと次ロットである18635までの

採用に留まった。このため昭和51年製の18636以降は、問題点を改良したTR211B−1台車に変更されている。  落成時の所有者は安宅産業KK・常備駅は湊であった。同駅は八戸の臨港部にあった貨物駅で、日東化学の肥料工場があったため、ここで使用されたのだろう。昭和52年10月に伊藤忠商事KK所有となり、昭和61年5月には日本陸運産業KKに移籍し、村田駅常備となった。写真はこの時代のもので日産化学の第三者使用であった。平成8年10月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和50年1月
製造所   川崎
ガス定数 1.86
タンク容積 46.8m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形
タンク材質 高張力鋼(HT60)
タンク板厚 胴板13・鏡板14mm
タンク直径 1,960mm
タンク長さ 15,890mm
断熱設備 厚さ75mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 マンホール弁式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   16,900mm
BC間距離  13,600mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KC203形
台車      TR211B形

タキ18600形18630の写真

【写真2011】 タキ18600形18630 平成4年12月19日 越中島駅にて P:吉岡心平

タンク受台側面の吊り金具のカタチで川崎製と一発で判る。


【特別編1011】090423作成R4B、130901R4C。