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タキ9000形9010 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ9010は9011と共に昭和49年9月日車製で、富士重製の9012,9013と競作された。 東圧所有の本形式としては2ロット目で、前作からは12年振りの増備である。前作の9001と9002はこのロットの落成から半年後に廃車されたので、実態はこれ等の置換用だったようだ。 設計比重1.49・タンク容積23.5m3は在来車と同一である。 |
安度向上施策が盛り込まれた。外観面ではタンク直径として本形式標準の1,850mmではなく、一回り太い1,900mmを採用したため、全体にずんぐりとしたスタイルである。また自重が他ロットより重く、総重量が52トンを超えるため、台車は通常のTR41E−12に代えて、本形式では唯一となるTR41E−13を履いていた。 落成時の所有者は三井東圧化学KK・常備駅は笠寺であった。昭和59年7月には信越化学工業KKに売却され黒井駅常備となったが、平成10年8月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和49年9月 製造所 日車 設計比重 1.49 タンク容積 23.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク直径 1,900mm タンク長さ 8,880mm 遮熱装置 グラスウール厚さ100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,900mm BC間距離 6,600mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR41E13 |
【写真1960】 タキ9000形9010 P:吉岡心平所蔵