吉岡心平のマーク

タキ9000形9007

私有貨車

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タキ8950形
タキ9050形

 番号
解説

タキ9002
タキ9010

 ページ
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特別編761
特別編763

積荷
●構造

入口


 今回はタキ9000形のうち、僅か1ロット3両しかないドームレスのタイプを取り上げよう。

 タキ9007は9006と共に昭和44年2月日立で製作された。3ケ月前に同一所有者・メーカーで製作されたタキ9005の増備で、ロットとしては同一である。
 このロットは本形式で唯一ドームレスとなったが、本質的に変更ではなかったようで、その後の増備車は再びドーム付に戻っている。

 設計比重は1.49・タンク容積は23.4mで、いずれも本形式では標準値である。

 タンク体はステンレス鋼製で、タンク寸法は直径1,850mm・長さ9,240mmであった。従来のロットよりドームレスとなった分だけタンク長さが230mm長い。周囲には厚さ50mmのウレタン断熱材と薄鋼板からなる保冷キセがあった。
 荷役装置は従来と変らず、吐出管を用いた下出し方式である。
 台枠は平形で長さは9,900mmで、ブレーキはKSD形積空+両側、台車はTR41Cから第二次改造でTR41DSに改造された。

 所有者は信越化学工業KK・常備駅は黒井であった。平成10年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和44年2月
製造所   日立
設計比重 1.49
タンク容積 23.4m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  9,240mm
熱絶縁   厚さ50mmウレタン
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       9,900mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR41C→TR41DS形
         (第二次台車改造)

タキ9000形9007の写真

【写真1762】 タキ9000形9007 昭和62年2月8日 奥野谷浜駅にて P:吉岡心平


【特別編762】070323作成R4A、071229R4A2、081120R4BY、130929諸元追加+R4C。