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タキ9000形9013 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ9000形は、形式内での変化に富んだ形式で、トップナンバーを既に紹介したが、今回は三井東圧のクルマを取上げる。 タキ9000形は35トン積クロロホルム専用車で、昭和36〜56年に23両が製作された。 タキ9013は昭和49年10月富士重で製作された。9012と同一ロットで、日車製の9010,11とは競作である。 |
荷役装置は空気圧による上出し方式だが、地上側から乾燥空気を供給するようで、信越車では目立つ存在の乾燥装置類は見られない。ドーム頂部のマンホール周囲に見える盛り上がりは、水分混入を嫌うための保護カバーである。 所有者は三井東圧化学KK・常備駅は笠寺であった。主として三保にあった三井フロロケミカルへ原料クロロホルムを輸送していたようである。日化産業KKへの移籍を経て、昭和59年7月に信越化学工業KKに移籍し、黒井駅常備となった。同社のタンク車輸送撤退により、平成10年8月に廃車となった。 |
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【写真1462】 タキ9000形9013 昭和54年1月12日 笠寺駅にて P:吉岡心平