吉岡心平のマーク

タキ44000形44203

私有貨車

 形式
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タキ43000形
タキ45000形

 番号
[ロット表]

タキ44176
タキ44521

 ページ
索引

特別編958
特別編960

●積荷
●構造

入口


 タキ44203は昭和48年10月日車製で、44200〜44209の10両ロットの一員であった。

 タキ43000・44000形からなる43系タンク車は車軸に14トン短軸を用いたTR214台車を使用している。この台車はTR41から連なるスリーピース台車の末裔で、左右の側枠は枕梁で結合されているが、荷重の大きな43系では両者が摺動する部分の磨耗が大きく、保守が大変であった。
 このため該部に耐磨レジン製の摺板を追加した台車が昭和47年に試作され、この成績が良かったことから、昭和48年の増備車からTR214B台車としてこれを採用した。

 本ロットは、タキ44000形で初めてTR214Bを採用したロットである。台車側枠の枕梁との摺動部が側枠と別体になっているのが判るだろうか。
 また外観面では番号標記が車体中央から左寄りとなった点が目を引くが、これは荷役時の液垂れによる汚損を避けたためである。

 所有者は日本オイルターミナルKK・常備駅は宇都宮貨物ターミナルであった。昭和55年11月に札幌貨物ターミナルに移動した。写真はこの時代のものだが、昭和62年5月に再び宇都宮に戻り、昭和63年12月に倉賀野への移動を経て、平成10年6月には根岸駅常備となり、現在に至る。


■主要諸元
製造年   昭和48年10月
製造所   日車
設計比重 0.85
タンク容積 50.5m3
●上廻り
タンク形態 魚腹(F3)形異径胴
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク内面 ザップコート塗装
タンク両端直径 2,200mm
タンク中央直径 2,800mm
タンク長さ 10,477mm
付帯設備 蒸気加熱管
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   フレームレス
長さ      11,065mm
BC間距離  7,970mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR214B形

タキ44000形44203の写真

【写真1959】 タキ44000形44203 昭和58年8月13日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平


【特別編959】081203作成R4B。