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タキ9050形9057 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
一寸ユーモラスな形で笑いを誘う「カマボコ形タンク車」の中でも、今回は北海道内だけに生息した珍種を紹介する。 タキ9050形は30トン積セメント専用車で、10両すべてが昭和42年にタキ9600形9610〜19から改番された。鉄道公報にはタキ9050形への改番の事実は記載なく、一時期は現車の存在自体が疑がわれたが、その後落成写真の発見で決着した。改番の理由はスクリューコンベア設置の有無を区別するためとの説が有力だが、設置と改番の時期が異なること、設置されたのは一部の車両だけなこと等、いまだに謎の点が多い。 タキ9057はタキ9607改番と推定されるもので、種車は昭和41年12月日車支店製で、同社独自設計の「カマボコ形タンク車」の一員である。 |
編100で解説したが、これより大幅に軽量化されている。タンク体は普通鋼製のカマボコ形で、寸法は幅2,200mm・長さ7,700mmであった。 所有者は日本セメントKK・常備駅は高麗川であった。タキ9056〜59はf昭和44年6月に北海道の上磯駅に異動し、翌月スクリューコンベアを設置した。なお高麗川に残った6両は、一生をコンベアなしのままで過ごした。北海道組の4両は、昭和61年11月に揃って廃車となっている。 |
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●類似形式 タキ9450形9450 S4203川崎で競作された30トン車。 |
【写真1339の1】 タキ9050形9057 昭和49年7月24日 苗穂駅にて P:吉岡心平
【写真1339の2】 タキ9050形9057 昭和49年7月24日 苗穂駅にて P:吉岡心平