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タキ8850形8855 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ8855は昭和56年3月富士重で、タキ1500形の改造車として誕生した。タキ8855〜8857の3両ロットであった。 当時余剰化していた石油類タンク車を化成品に転用した一例である。種車となったタキ1500形31584は昭和39年12月日車支店製で、同形式の中では新しい部類であったが、このロットは台枠長は13,700mmと同社の標準値より約1m長かったため選ばれたものと思われる。 |
タンク体はステンレス鋼製のものを新製し、キセも当時流行り始めたステンレス薄板製の銀キセとなった。なお同一ロットだが8857は種車の相違により、台枠が少し短い。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は南港であった。常備駅名は昭和58年11月に名古屋南港となったが、同駅のコンテナ基地化に伴い平成9年3月に郡山となった。平成11年9月に廃車となった。 |
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■主要諸元 改造年 昭和56年3月 改造所 富士重 設計比重 0.98 タンク容積 35.7m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 12,320mm 熱絶縁 グラスウール厚さ100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 13,や00mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形空気 台車 TR41C |
【写真1920】 タキ8850形8855 平成元年6月1日 新南陽駅にて P:吉岡心平