吉岡心平のマーク

タキ8850形8858

私有貨車

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タキ8800形
タキ8900形

 番号
解説

タキ8855
タキ8861

 ページ
索引

特別編524
特別編526

積荷
●構造

入口


 平成15年度の消滅形式として、タキ8850形を再び取上げる。

 タキ8850形は35トン積ラテックス専用車で、昭和42〜58に21両が製作された。このうち新製車は最初の5両だけで、既に一部を紹介済だが、残り16両はタキ1500形石油類専用車の転用改造車である。

 タキ8858は昭和56年富士重でタキ15344を改造した車両で、同時に8859が15347から改造された。
 設計比重は0.98・タンク容積は35.7m3であった。

 新製されたドームレスタンク体はステンレス鋼製で、直径2,050mm・長さ11,750mmであった。周囲には保温用に厚さ100mmのグラスウール断熱材とステンレス薄板製の銀キセを設けたため、重量感のあるスタイルとなった。
 台枠は平形で、種車のものをそのまま流用した。長さは12,900mm、BC間距離は9,600mmで、ブレーキ装置と台車は種車時代と変わらず、手+KD・TR41Cであった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は南港であった。名古屋南港に変わった。タキ14286を含む本ロット3両は、平成9年3月に郡山駅常備となった。平成13年4月に廃車となった。


タキ8850形14286の写真

【写真1525】 タキ8850形8858 昭和60年1月15日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編525】040909作成R4、050305R4A、071219R4A2、080216R4B、130612R4C。