吉岡心平のマーク

タサ500形534

私有貨車

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▲タサ400形
タサ600形

 番号
[ロット表]

タサ525
タサ553

 ページ
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特別編920
特別編922

●積荷
●構造

入口


 タサ534は昭和4年5月日車本店製で、タサ529〜536の8両ロットの一員であった。
 このロットの前後である527,528,537,538は共に欠番と、なにか曰くがありそうだ。

 外観・構造は変わり者の多い3軸車の中でも、とりわけ変わったものの一つで、タンク体は直径1,964mm・長さ9,330mmと長く、このため台枠は長さ9,346mmと3軸タンク車の中でも最長である。またタンク体と台枠を結合する繋ぎ板も立体的な箱型で、これも他に類を見ない。

 落成時の所有者は紐育スタンダード石油会社・常備駅は石油であった。前者は昭和7年8月ソコニーバキュームコーポレーション、昭和9年2月スタンダードバキューム石油会社となった。昭和17年4月に石油共販KKに移籍し、戦中・戦後の混乱を経て、昭和24年3月にスタンダードバキューム石油会社に復帰した。復帰時の常備駅は浜安善だったが、昭和25年12月に本輪西に移動し、昭和37年1月には分割でモービル石油KK所有となった。昭和40年6月に臨港駅常備となったが、ヨンサントウ前後に廃車となった。


タサ500形534の写真

【写真1921】 タサ500形534 昭和38年9月9日 釧路駅にて P:豊永泰太郎

【豊永さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編921】080823作成R4B、130413R4C。