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タサ500形534 |
私有貨車 |
形式 |
▲タサ400形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タサ534は昭和4年5月日車本店製で、タサ529〜536の8両ロットの一員であった。 外観・構造は変わり者の多い3軸車の中でも、とりわけ変わったものの一つで、タンク体は直径1,964mm・長さ9,330mmと長く、このため台枠は長さ9,346mmと3軸タンク車の中でも最長である。またタンク体と台枠を結合する繋ぎ板も立体的な箱型で、これも他に類を見ない。 |
落成時の所有者は紐育スタンダード石油会社・常備駅は石油であった。前者は昭和7年8月ソコニーバキュームコーポレーション、昭和9年2月スタンダードバキューム石油会社となった。昭和17年4月に石油共販KKに移籍し、戦中・戦後の混乱を経て、昭和24年3月にスタンダードバキューム石油会社に復帰した。復帰時の常備駅は浜安善だったが、昭和25年12月に本輪西に移動し、昭和37年1月には分割でモービル石油KK所有となった。昭和40年6月に臨港駅常備となったが、ヨンサントウ前後に廃車となった。 |
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【写真1921】 タサ500形534 昭和38年9月9日 釧路駅にて P:豊永泰太郎
【豊永さんから貴重な写真を提供して頂きました】