吉岡心平のマーク

タキ2100形2197

私有貨車

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タキ2050形
タキ2200形

 番号
[ロット表]

タキ2193
タキ2199

 ページ
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特別編894
特別編896

積荷
●構造

入口


 特別編325では、出光所有として誕生後、ライバルの日石に移籍した珍車としてタキ2193を紹介した。その項で、同時に製作されたタキ2193〜2197からなる5両で、日石に移籍したのは2193と2194で、残る2195〜2197は丸善石油の所有となった、と記したが、今回はこの生き別れとなった弟達を取り上げよう。

 タキ2197は昭和28年12月川崎で、上記した5両ロットの一員として誕生した。

 写真で車端に見える高い位置に取り付けられた蒸気加熱管は、初期の丸善タンク車に良く見られるものだ。

 落成時の所有者は出光興産KK・常備駅は本輪西であった。翌29年5月に浜川崎駅常備となったが、同年6月に丸善石油KK・鳳駅常備となった。その後、昭和31年11月に下津駅に移動し、社名は昭和37年9月〜38年8月は丸善石油販売KKとなっていた。昭和56年10月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和28年12月
製造所   川崎
設計比重  0.84
タンク容積  35.7m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク直径 2,050mm
タンク長さ  11,100mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       11,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車       TR41A

タキ2100形2197の写真

【写真1895】 タキ2100形2197 昭和50年7月19日 国鉄新小岩車両センターにて P:永島文良

【永島さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編895】080619R4B。