吉岡心平のマーク

タキ9900形19960

私有貨車

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タキ9800形
タキ10000形

 番号
解説

タキ19955
タキ19986

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特別編826
特別編828

積荷
構造

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 どうも弊サイトでは変形車優先で、主流派の解説は後回しになる。タキ9900形の場合もご多分に漏れず最もポピュラーな日石輸送のタキ9900形を紹介していなかった。

 タキ19960は昭和39年4月日車本店製で、19957〜19972の15両ロットの一員であった。

 同社向の本形式はロット間の変化に乏しいが、唯一昭和39年までと40年以降では社紋板の位置が異なっている。
 設計比重は0.73・タンク容積は48.0mであった。

 タンク体は普通鋼製で、内面は腐食防止のためザップコート(亜鉛系防食塗料)で塗装され、寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さ11,720mmと標準的な値であった。
 台枠はフレームレスのため両端部だけにあり、長さは12,520mm・BC間距離9,220mmであった。ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は沼垂であった。書類上は一生を変化無いが、写真のように各地に出稼ぎに出ていたようである。平成11年8月に廃車された。


タキ9900形19960の写真

【写真1827】 タキ9900形19960 昭和56年7月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編827】071127作成R4B、130726R4C。