|
タキ17000形17028 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ17028は昭和44年9月日車製で、第3ロットでシェル石油向のタキ17028〜17036の9両ロットであった。一年前に製作されたタキ11000形11105〜11119の増備車に当たる。 設計比重は低硫黄重油に合わせた0.85で、タンク容積は41.0m3であった。 タンク体は耐候性高張力鋼製で、両端直径1,950mm・中央直径2,500mm・長さ10,540mmで、第1・第4ロットと同一である。タンク内部には冬季でも積荷温度を50℃以上に上昇出来るよ |
う、10往復に及ぶ大容量の蒸気加熱管、周囲には厚さ100mmのグラスウールを用いた保温キセが設置されていた。タンク踏板は金網だが、これはユーザー注文による積雪地対策と思われる。 落成時の所有者はシェル石油KK・常備駅は石油埠頭であった。昭和53年11月には日本石油輸送KKに移籍し西港駅常備となったが、昭和57年8月に廃車となった。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和44年9月 製造所 日車支店 設計比重 0.85 タンク容積 41.1m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(F3)形ドームレス |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク両端直径 1,950mm タンク中央直径 2,500mm タンク長さ 10,540mm 熱絶縁 グラスウール厚さ100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 17系標準形 長さ 11,350mm BC間距離 8,150mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真1797】 タキ17000形17028 昭和56年7月29日 国鉄輪西職場にて P:吉岡心平