吉岡心平のマーク

タキ17400形17400

私有貨車

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タキ17000形
タキ17500形

 番号
ロット表


タキ17401

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特別編465
特別編467

積荷
●構造

入口


 タキ17400形は37トン積リン酸専用車で、かつて2両が在籍していたが、種車の違いから著しくスタイルが異なることで有名であった。今回はタサ1700形から改造されたトップナンバを紹介する。

 タキ17400は昭和44年日車支店で、タサ1700形2986から改造された。種車は昭和31年製の20トン積ガソリン専用車で、当時小型車として淘汰されていたものである。改造に際し端数トン数制度を活用したため、正規の新製車より荷重が大きくなるといった「捻れ現象」を生じている。

 設計比重は1.5・タンク容積は24.6m3であった。タンク体は種車のものの両端を577mmづつ

切り縮めて使用した。材質は普通鋼だったが、内面に厚さ4mmのブチルゴムライニングが追加されている。寸法は直径1,870mm・長さ9,370mmで、前後の鏡板にはライニング時の作業口が設置されている。
 荷役方式は空気加圧による上出し方式である。 台枠は種車のままで、長さ11,200mmであった。ブレーキ装置は荷重に合せ積空タイプに交換したが、台車はTR41Cのままであった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は改造前と同じく柏崎とされたが、実際には周防富田や下関などを基地として運用されていた。平成12年6月に廃車となった。


タキ17400形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
17400 S4412 日車支店▲ タサ1700 2986 日本石油輸送KK
17401 S5709 富士重▲ タキ1500 15594 日本石油輸送KK

タキ17400形17400の写真

【写真1466】 タキ17400形17400 昭和52年3月4日 周防富田駅にて P:吉岡心平


【特別編466】040207作成R4、050303ロット表追加、050410R4A、070702ロット表R3+R4A2、080531R4BY、100507写真更新+R4B。