吉岡心平のマーク

タキ17000形17022

私有貨車

 形式
索引

タキ16700形
タキ17400形

 番号
解説

タキ17000
タキ17028

 ページ
索引

特別編721
特別編723

●積荷
構造

入口


 今回紹介するのは、タキ17000形の第二ロットで、同形式では唯一の共石向である。

 タキ17022は昭和44年9月日車支店製で、17018〜17027の10両ロットの一員であった。

 17系タンク車に属し、タンク体は耐候性高張力鋼板(SPA)製で、板厚は胴板6mm・鏡板8mmであった。タンク寸法は両端直径1,950mm・中央直径2,500mm・長さ10,740mmで、日石向のロットより200mm長い。これはタンク内部の加熱管を強化したため、この分の容積を補償する

ためである。寒冷地に配置するため、タンク内部には大容量の加熱管装置、周囲には厚さ100mmのグラスウールと薄鋼板からなる保温キセがそれぞれ設けられていた。
 台枠は17系標準で、長さ11,350mmとBC間距離8,150mmは形式標準値である。ブレーキは積空とせずKE形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は共同石油KK・常備駅は七重浜であった。昭和58年12月に仲間4両と共に留萌駅に移動した。昭和61年4月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和44年9月
製造所   日車支店
設計比重 0.85
タンク容積 41.1m3

●上廻り
タンク形態 異径胴(F3)形ドームレス
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク両端直径 1,950mm
タンク中央直径 2,500mm
タンク長さ 10,540mm
熱絶縁   グラスウール厚さ100mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   17系標準形
長さ      11,350mm
BC間距離  8,150mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305形
台車      TR41C形

タキ17000形17022の写真

【写真1722】 タキ17000形17022 昭和56年7月29日 国鉄輪西職場にて P:吉岡心平

全般検査で塗装待ちの姿。社紋・社名板は新聞紙でマスキングされている。


【特別編722】061120作成R4A、070724R4A2、081110R4BY、100604諸元追加+R4B。