吉岡心平のマーク

タキ11000形11041

私有貨車

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タキ10950形
タキ11200形

 番号
解説

タキ11037
タキ11044

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特別編787
特別編789

●積荷
構造

入口


 今回はタキ11000形のうち、シェル石油向の一両を取り上げよう。
 同社向として製作されたのはタキ11029,30,41,42,83,84,11103〜11119の23両で、11029,41,42,83,84の5両は日車本店、11030は三菱、残り17両は日車支店製であった。

 タキ11041は昭和40年12月日車本店製で、一ロット一両であった。半年前に製作されたタキ11029の増備である。

 設計比重は0.88・タンク容積は39.7mであった。
 タンク体は高張力鋼(HT55)製で内面はウオッ

シュブライマーで塗装され、板厚は胴板6mm・鏡板8mm、寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さ10,250mmであった。タンク周囲には厚さ100mmのグラスウールと薄鋼板からなる保温キセ、内部には蒸気加熱管を装備していた。
 台枠は11系特有のもので、端梁〜枕梁間側梁はチャンネル形で、長さは11,220mm・軸距は7,920mm、ブレーキ装置はKD254×300形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者はシェル石油KK・常備駅は雄別埠頭であった。常備駅は昭和42年4月に室蘭、昭和45年2月に石油埠頭と変った。昭和57年8月に廃車となった。


タキ11000形11041の写真

【写真1788】 タキ11000形11041 P:吉岡心平所蔵


【特別編788】070619作成R4BX2、071211R4B、131017R4C。