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タキ4100二代形4100二代

私有貨車

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タキ4100初代形
タキ4150形

 番号
解説


タキ4115

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特別編788
特別編790

積荷
●構造

入口


 住友商事では昭和36年以降数次に亘って飾磨駅常備としてタサ4100形を増備していたが、技術の進歩に伴う改良大形版として誕生したのが本形式である。

 タキ4100二代は本形式のトップナンバーとして、昭和38年11月三菱で製作された。タキ4100〜4106の7両ロットの一員であった。

 ガス定数(比重の逆数)は1.86・タンク容積は46.8mであった。
 外観・構造はタサ5700形LPガス専用車に酷似し、タンク体は僅かに短いが、台枠以下はまったく同寸であった。
 タンク体は、液安専用車で初めて高張力鋼(HT55と60)を採用し、板厚は胴板13mm・鏡板16mmであった。

 タンク寸法は直径1,960mm・長さ15,920mmで、タンク周囲には厚さ75mmのグラスウールと薄鋼板からなる保冷キセがあった。塗色は法規制により白色である。
 荷役設備はマンホール弁方式で、昭和52年6月には法改正による保安度向上により緊急遮断弁の追加工事を受けた。
 台枠は平形で、長さは17,000mm・BC間距離は13,700mm、ブレーキ装置は重量車用のKE305×300形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は住友商事KK・常備駅は飾磨であった。製鉄化学で使用されていたようだが、昭和49年12月に三菱商事KKに移籍し、宮下駅常備となり、宮下〜羽後牛島間の運用に投入されたが、満20年となる昭和58年3月に廃車となった。


タキ4100二代形4100二代の写真

【写真1789】 タキ4100二代形4100二代 昭和51年9月15日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編789】070622作成R4BX2。