吉岡心平のマーク

タキ2800形2815

私有貨車

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タキ2750形
タキ3000形

 番号
[ロット表]

タキ2813
タキ2819

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特別編782
特別編784

積荷
●構造

入口


 タキ2800形と言えば、殆どがTR41D付に改造されたが、極く僅かだがTR41Cのまま残ったロットがある。今回はこの例を取り上げる。

 タキ2815は昭和29年1月汽車東京でタキ2814〜2818の5両ロットとして製作された。本形式としては5番目のロットである。

 設計比重は1.33と低く、このためタンク容積は22.5mであった。
 タンク体は普通鋼製で、板厚は胴板9mm・鏡板12mmであった。タンク寸法は直径1,890mm・長さ8,300mmで、周囲には保温用のキセが設

けられていた。
 台枠は平形で、長さは9,500mmと長く、BC間距離は6,400mmであった。ブレーキはKD254×300形空気+手で、台車はTR41Aであった。なおBC間距離が長いため、第一次台車改造によるTR41D化の対象とならずに済んでいる。

 落成時の所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は伏木であった。昭和41年7月に子会社の鶴見曹達KKに移籍し鶴見川口駅常備となったが、昭和53年12月に廃車となった。なお僚車であるタキ2814はタキ200形202、タキ2817はタキ6700形6751に夫々改造されている。


●関連形式 タキ6700形6752 類似構造のタキ2832を、昭和43年汽車東京で改造。


タキ2800形2815の写真

【写真1783】 タキ2800形2815 昭和52年2月28日 天竜川駅にて P:吉岡心平


【特別編783】070522作成R4BX、080115R4B。