吉岡心平のマーク

タサ4100形4139

私有貨車

 形式
索引

タサ4000形
タサ4300形

 番号
解説

タサ4131
タサ4141

 ページ
索引

特別編771
特別編773

積荷
●構造

入口


 今回は富士車両が初めて製作した高圧ガスタンク車を取り上げる。

 タサ4139は東洋高圧が昭和34年12月富士車両で製作したタサ4135〜4139の5両ロットの一員で、富士車両が初めて製作した高圧ガスタンク車として知られる。なお同時に日立製のタサ4140〜4143と競作されている。

 タンク体は他社製と同じくボイラー用鋼板製で、周囲には保冷キセを持ち、キセの組立方法は日

立製に似たリング締付方式を採用したが、分割数が多く9体構成とされ、またドームのある中央部分は長さが他部分の約倍ある点が、同社製の特徴であった。
 台枠は平形で、ブレーキはKE305形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は東洋高圧工業KK・常備駅は大牟田であった。その後常備駅は一時宮浦となり、社名も合併で三井東圧化学KKとなった。昭和58年2月に廃車となった。


タサ4100形4139の写真

【写真1772】 タサ4100形4139 昭和50年3月 大牟田駅にて P:吉岡心平


【特別編772】070426作成R4A、070730R4A2、080929R4BY、131009R4C。