吉岡心平のマーク

タサ4300形4301

私有貨車

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タサ4100形
タサ4400形

 番号
ロット表


 ページ
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特別編138
特別編140

積荷
●構造

入口


 今回紹介するタサ4300形は、資料によっては「アルミタンク車」と記載されている形式である。

 タサ4300形は20トン積酢酸エチル専用車で、昭和32年6月に4両、昭和34年10月に1両が製作された。製造は全て日立であった。

 外観・構造は普通鋼製の直円筒タンク体で、荷役方式は上入れ下出し方式と、全く特徴に乏しいタンク車である。アルミタンク車と間違われたのは、どうやら酢酸エチル専用車に良く用いられる、

タンク内面のアルミニウムメタリコン処理を、誤解して記入したもののようだ。

 落成時の所有者は昭和電工KK・常備駅は鹿瀬であった。昭和40年6月に吹田操駅に異動し、昭和41年3月には同社の石油化学進出により徳山石油化学KKの所有となった。昭和41年3月に常備駅は周防冨田に異動後、昭和55年10月に駅名変更で新南陽となった。写真のタサ4301は昭和63年9月に廃車となり、平成2年12月にタサ4302が廃車されたことで形式消滅した。


タサ4300形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
4300〜4303 S3206 日立 昭和電工KK
4304 S3412 日立 昭和電工KK

タサ4300形4301の写真

【写真1139】 タサ4300形4301 昭和49年4月17日 八木原駅にて P:吉岡心平


【特別編139】011227作成、020615リンク追加、020809リンク追加、021104リンク変更、040113R4、050202
ロット表追加、050425R4A、060712ロット表R2、070914ロット表R3+R4A2、090401R4BY、130330R4C。