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タサ4300形4301 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回紹介するタサ4300形は、資料によっては「アルミタンク車」と記載されている形式である。 タサ4300形は20トン積酢酸エチル専用車で、昭和32年6月に4両、昭和34年10月に1両が製作された。製造は全て日立であった。 外観・構造は普通鋼製の直円筒タンク体で、荷役方式は上入れ下出し方式と、全く特徴に乏しいタンク車である。アルミタンク車と間違われたのは、どうやら酢酸エチル専用車に良く用いられる、 |
タンク内面のアルミニウムメタリコン処理を、誤解して記入したもののようだ。 落成時の所有者は昭和電工KK・常備駅は鹿瀬であった。昭和40年6月に吹田操駅に異動し、昭和41年3月には同社の石油化学進出により徳山石油化学KKの所有となった。昭和41年3月に常備駅は周防冨田に異動後、昭和55年10月に駅名変更で新南陽となった。写真のタサ4301は昭和63年9月に廃車となり、平成2年12月にタサ4302が廃車されたことで形式消滅した。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 4300〜4303 | S3206 | 日立 | 昭和電工KK |
2 | 4304 | S3412 | 日立 | 昭和電工KK |
【写真1139】 タサ4300形4301 昭和49年4月17日 八木原駅にて P:吉岡心平