吉岡心平のマーク

タキ9000形9002

私有貨車

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タキ8950形
タキ9050形

 番号
解説

タキ9000
タキ9007

 ページ
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特別編1056
特別編1058

積荷
●構造

入口


 タキ9001は昭和37年9月富士重工製で、9002との2両ロットであった。

 約一年前に信越化学が製作したトップナンバーと同じ富士重製のため外観・構造は酷似し、ほぼ同一と言って良いだろう。クロロホルム専用車は積荷の吸湿分解で発生する塩酸によるステンレス缶体の腐食を予防するため、吸湿装置とタンク内面の洗浄装置を装備している点も同一である。

 写真で判るようにタンク受台は前後方向が補強されているが、これは初期の富士重製に見られる特徴である。

 落成時の所有者は三井化学工業KK・常備駅は大牟田であった。常備駅は昭和39年12月に宮浦、昭和42年8月に笠寺に移動し、所有者は昭和43年10月の合併で三井東圧化学KKとなった。廃車は早く、昭和50年4月に姿を消した。


■主要諸元
製造年   昭和37年9月
製造所   富士重
設計比重   1.49
タンク容積  23.5m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 ステンレス鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  9,010mm
断熱材   厚さ100mmSP材
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ    9,900mm
BC間距離   6,600mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車       TR41C

タキ9000形9002の写真

【写真2057】 タキ9000形9002 昭和46年2月14日 清水駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1057】090807作成R4B、130929R4C。