吉岡心平のマーク

タキ4000形14092

私有貨車

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タキ3900形
タキ4100初代形

 番号
解説

タキ14091
タキ14094

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特別編746
特別編748

積荷
●構造

入口


 今回は阪口さんからのリクエストにより、宇津商事のタンク車を紹介しよう。
 宇津(Utsu)商事は、化学薬品の商社として90年の歴史を誇る老舗である。会社の詳細についてはネット等をご覧頂きたいが、タンク車としては濃硫酸・塩酸、そして液化塩素の専用車を所有していた。

 タキ14092は昭和38年7月富士重製で、1両1ロットであった。

 設計比重は1.84・タンク容積は19.0mと、本形式では標準的な値である。

 外観・構造は当時の富士重製の標準タイプで、大型のドーム頂部には液出し・空気管が設置されている。
 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,700mm・・長さは8,700mmであった。
 台枠は平形で、長さは9,500mm・BC間距離は6,200mmであった。ブレーキはKD254形空気+手で、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者はKK宇津商店・常備駅は野田であった。昭和43年7月に社名は宇津商事KKに変わり、常備駅も日立となった。写真はこの時代のものである。平成4年2月に廃車となった。


タキ4000形14092の写真

【写真1747】 タキ4000形14092 昭和60年5月2日 美濃赤坂駅にて P:吉岡心平


【特別編747】070131作成R4A、070609リンク変更、071010R4A2、081025R4BY、100619R4B。