吉岡心平のマーク

タキ9900形59942

私有貨車

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タキ9800形
タキ10000形

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解説

タキ59922

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特別編745
特別編747

●積荷
構造

入口


 積空ブレーキが装備され始めたのは昭和41年頃のことだが、一部で番号と積空の有無とが逆転したケースがある。今回はこのうち、タキ9900形での例を紹介しよう。

 タキ59942は昭和41年12月東急製で、59942〜59944の3両ロットの一員であった。

 一ロット前のタキ59922〜59941は本形式で初めてKSD形積空ブレーキを採用した。ところが本ロットは再びKD形空気ブレーキに逆戻りした。
 その理由だが、色々調べたがはっきりしない。仕掛品でもあったのだろうか?

 設計比重は0.73・タンク容積は47.9mであった。
 魚腹形異径胴のタンク体は普通鋼製で、寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さは11,800mmであった。
 台枠は99系特有のフレームレス構造のため両端部だけにあり、長さは12,520mm・BC間距離は8,320mmであった。問題のブレーキはKD254形空気+手で、台車はTR41Cであった。

 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は浜安善であった。これらは生涯を通して変わらず、昭和61年11月に廃車となった。


【特別編746】070127作成R4A、070612リンク変更、071010R4A2、081020R4BY。

タキ9900形59942の写真

【写真1746】 タキ9900形59942 昭和61年3月9日 村田駅にて P:吉岡心平