吉岡心平のマーク

ホキ8000形8016

私有貨車

 形式
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▲ホキ7600形
ホキ8100形

 番号
ロット表

ホキ8014

 ページ
索引

特別編729
特別編731

●積荷
構造

入口


 今回はホキ8000形のうち、増備ロットで外観の異なるものを紹介しよう。本形式の属する「流し板付側開き形」の歴史と構造については、ホキ8014の解説頁で既に解説したので、こちらをご覧頂きたい。

 ホキ8015と8016は昭和45年8月若松車両で製作された。
 本形式としては4ロット目だが、1〜3ロットは本形式登場時に3社で競作されたもので、形態的には同一と言って良い。一方このロットは3年後に製作された純粋な増備車で、使用実績に基づいた変更が施された。

 ホッパ体は普通鋼製で板厚は6mm、長さは

11,800mmで、前後のデッキは広さが非対称で、手ブレーキ側が200mm広い。ロット1〜3との相違点は、流し板が片側4分割されている点にあり、外観的にも大きく印象が異なっていた。
 台枠は側開き式ホッパ車の通例である中梁単独のもので、長さは13,000mm・軸距は9,700mmであった。ブレーキはKE305形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は日鉄鉱業KK・常備駅は船尾で、昭和54年7月に上白石に移動した。昭和56年6月に日本石油輸送KK・南港駅常備となり、駅名は昭和58年11月名古屋南港となった。晩年は北海道で使用されていたが、昭和60年7月に廃車となった。


ホキ8000形8016の写真

【写真1730】 ホキ8000形8016 昭和48年1月14日 直方駅にて P:遠藤文雄

【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編730】061223作成R4A、070605R4A2、081112R4BY、130410R4C。