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タム7600形7606

私有貨車

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タム7550形
タム7700形

 番号
ロット表

タム7603
タム7611

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特別編702
特別編704

積荷
●構造

入口


 タム7600形は15トン積カセイソーダ液専用車で、昭和35〜43年に13両が誕生したが、このうち4両はタム100二代形、1両はタム3900形の新製車であった。今回はタム100二代形を改造した車両を取り上げよう。

 タム7606は昭和36年7月汽車東京で、タム100二代形1139から改造された。同時にタム7607〜7609がタム1140〜1142から改造されている。

 設計比重は1.45・タンク容積は10.3mであった。

 改造では種車のアルミ製タンク体を廃棄し、内面ゴムライニング付の普通鋼製でキセ付のものを新製した。寸法は推定だが、直径1,550mm・長さ5,750mm程度と思われる。ドーム頂部にあるドームはマンホール蓋のカバーだが、何を収納しているのだろうか?
 台枠以下は未改造で、走り装置も一段リンクだったが、ヨンサントウで2段リンクに改造された。

 落成時の所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は伏木であった。4両のうち、タム7607は昭和54年8月に廃車され、残った3両も昭和56年8月に纏めて廃車となった。


タム7600形7606の写真

【写真1703】 タム7600形7606 昭和49年7月11日 伏木駅にて P:吉岡心平


【特別編703】060905作成R4A、070625R4A2、081029R4BY、101122R4B、130911R4C。