吉岡心平のマーク

シキ610形613

私有貨車

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シキ600形
シキ670形

 番号
[ロット表]

シキ611B2

 ページ
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特別編679
特別編681

積荷
●構造

入口


 シキ610形には荷受梁の構造により、B1梁とB2梁の二種類がある。B2梁はシキ611B2を紹介したので、今回はB1梁を取り上げる。

 シキ610形は富士向に日車が製作したシキ600形を改良した240トン積吊掛式大物車で、昭和37年に東芝向に製作されたのが嚆矢である。
 その後、日本通運が4両追加製作したため、結果的にわが国の変圧器輸送用の標準大物車として認知されるようになった。
 日通の所有車は4両あるが、611〜613が東芝・日立・富士電機向のB1梁、612(共用)と614が三菱向のB2梁を装備していた。

 写真のシキ613は日通向の3両目として昭和48年7月日車で製作された。常備駅から見ると日立を主ユーザーとして想定していたようである。

 車体構造は昭和46年製のシキ611と同一で、B2梁とは変圧器を固定するヒンジの構造・形態が異なる。

 落成時の所有者は日本通運KK・常備駅は常陸多賀であった。58−X改正の貨物駅集約により昭和59年2月に日立駅常備となった。写真は厚木駅で変圧器を荷卸しした後、再び荷受梁を結合して回送を待つ姿である。


シキ610形613の写真

【写真1680】 シキ610形613 昭和53年2月11日 厚木駅にて P:吉岡心平


【特別編680】060620R4A、081010R4BY、130822R4C。