タム8500形8532 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム8500形は15トン積液化塩素専用車で、昭和39〜48年に19ロット43両が製作(内1両は他形式から改造)された。 タム8532は昭和43年5月三菱製で、8528〜8533からなる第14ロットの一員であった。 本形式は、製造時期によりタンク容積に大小があるが、このロットは設計ガス定数0.8・タンク容積12.1m3で、タム8527以降の標準値となっている。 |
タンク体は高張力鋼製で、板厚はこのロットから胴板16mm・鏡板17mmと従来より胴板1mm・鏡板2mmほど薄くなった。タンク寸法は直径1,500mm・長さ7,150mmで、三菱製でも初期製作分より335mm短い。また断熱材は当時流行したスチロポールを用い、厚さは75mmであった。 所有者は旭化成工業KK・常備駅は南延岡であった。同社所有車の例に漏れず長命で、このロット6両ではタム8533が平成6年12月、本車を含む残り5両は平成7年7月に、各々廃車となった。 |
|
|
【写真1670】 タム8500形8532 昭和44年2月26日 吉原駅にて P:堀井純一
台車がTR41C時代の貴重な写真、その後TR41Dに改造された。
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】